令和7年度の展覧会
長谷川四郎とそのきょうだい
会期:2025年9月6日(土)~11月9日(日)
大正から昭和、函館出身の長谷川家の四人の兄弟――海太郎、潾二郎、濬、四郎は、それぞれ文学や絵画などに独自の足跡を記しました。
長兄・海太郎は林不忘、牧逸馬、谷譲次の3つものペンネームによる執筆で知られます。
末弟の四郎(1909~1987)は従軍と捕虜体験から小説 「シベリヤ物語」(1951年)や「鶴」(1953年)で注目を集め、その後も淡々とした表現のなかに、時空を自在に往来しつつ詩情とユーモアを湛えた創作を続けました。
本展ではこの才能溢れる四兄弟、とりわけ四郎の仕事に注目し、その自由人の境地から生まれる文学の魅力に迫ります。
安部公房展 21世紀文学の基軸
会期:2025年6月28日(土)~8月24日(日)
昨年生誕100年を迎えた安部公房(1924~1993)。 その創作活動は、詩作にはじまり、『壁』『砂の女』などの小説、戯曲、写真、演劇グループ・安部公房スタジオによる総合芸術の追究まで多岐にわたり、自明なはずの名前や身体が揺らぎ、従来の規範が突如として転倒する世界を描いた作品の数々は、国境を越え多くの読者を得ています。 本展では、神奈川近代文学館の協力を得て、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の作品テーマが持つ意味を21世紀の今日において問い直します。北海道との縁を紹介する「安部公房と北海道」コーナーも併設します。
ファミリー文学館 空を見上げる―太陽・月・星……文学
会期:2025年4月19日(土)~6月13日(金)
この頃、空を見上げたことはありますか。私たちの生活に天気は深い関わりがありますよね。学校や会社に行く時、イベントに参加する時は天気の状況が気になりますし、仕事をするうえでも天気は関わってきます。
晴れの日、曇りの日、雨降り、満月、三日月、星空など、私たちに身近な四季折々の空の様子。太陽、月、星、雲、雨、雪…。昨年は雪にまつわる文章や作品を紹介しました。
今年は北海道ゆかりの文学(小説、エッセイ、詩、短歌、俳句、川柳、児童文学)の中から春・夏・秋・冬と変化する空の様子を描いた文章や作品を紹介します。








