これまでの展覧会

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令和5年度の展覧会

生誕120年・没後60年 小津安二郎 ~世界が愛した映像詩人~
会期:2023年6月24日(土)~8月20日(日)

小津安二郎(おづ・やすじろう、1903年~1963年)は、日本を代表する映画監督のひとり。1923年に松竹蒲田撮影所に入所。 そして、市民の生活をテーマに自身の映像表現を確立していきます。戦後、全盛期に生み出された『東京物語』(1953年)はじめ数々の名作は世界的に高く評価され、大きな注目を集め続けています。 小津安二郎のメモリアルイヤーに開催する本展では、小津監督の足跡をたどり、その全体像に迫ります。

ファミリー文学館「ネコ!ねこ!猫!! Ⅱ」
会期:2023年4月15日(土)~6月11日(日)

8年ぶりの開催です。文章の中の眠っていた猫たちが、春の訪れととも目覚め、文学館に帰ってきます。どっしりと横になる”ねこ”や、ひっそりと佇んでいる”ねこ”、なついてくる”ねこ”、反対につめたいそぶりの”ねこ”、人を気にせずマイペースで歩く”ねこ”と、 文学作品の中にはいろいろな猫たちがいます。当館所蔵の本の中に姿を現す猫は、この春どんな顔を見せてくれるのでしょう。。

令和4年度の展覧会

細谷源二と齋藤玄 北方詩としての俳句
会期:2022年1月21日(土)~3月19日(日)

昭和初頭の新興俳句運動にめざめ、戦時中の俳句弾圧の荒波をくぐりぬけ、北海道の戦後俳句界を力強く牽引した細谷源二と齋藤玄。「働く者の俳句」を標榜し花鳥諷詠とは異なる現代俳句を推進した源二と、幽玄の世界に深く分け入り伝統詩型の中に新局面を切り開いた玄。作風は対照的ながら、新興俳句の精神を戦後の北海道に根付かせ、「北方詩としての俳句」とも呼ぶべき世界を創り出すという共通点を持つ俳人でした。
いまこの二人にあらためて光を当て、激動の昭和俳句が現在と未来に問いかける課題を浮き彫りにします。

歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立
会期:2022年10月29日(土)~2023年1月9日(月・祝)

『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』など多くの著作で知られる吉本隆明(よしもと・たかあき、1924~2012年)。詩作のかたわら吉本は、人間や社会の意味を根底から問い直し、言語・芸術・宗教・性など幅広い分野にわたる評論活動をジャンル横断的に行いました。 その表現・思想の淵源に何が湛えられていたのか。
本展では、敗戦直後の廃墟にあって、精神と生活の危機に直面しながら、ひとり詩を書き、世界把握の方法を模索した吉本の追究の姿を、自筆原稿・ノート・著作などを通して探ります。

金子みすゞの世界
会期:2022年8月27日(土)~10月23日(日)

童謡詩人・金子みすゞ(1903~30年)は、20歳の頃から童謡作品を雑誌に投稿し、西條八十から称賛されました。26歳の若さでこの世を去り、長らく「幻の童謡詩人」と語り継がれてきましたが、 1982(昭和57)年、童謡詩人の矢崎節夫が手書きの三冊の童謡集を発見、『金子みすゞ全集』を刊行すると、みすゞの名は一躍世に知られるようになりました。多くの人が見過ごしてしまいがちなものの存在に目を向けたみすゞの童謡は、現在でも多くの人に親しまれています。本展では、みすゞの生涯や彼女の童謡の世界を紹介します。

地図と文学の素敵な関係

地図と文学の素敵な関係
会期:2022年6月18日(土)~8月14日(日)

文芸作品を読むときに、地図が大きな役割を果たしていることがあります。 旅気分を盛り上げ、タイムマシンの役割を担い、空想世界を呼び寄せ……ときには地図を見ながら手に汗をにぎることも。 地図の象徴的な意味を効かせた作品もあり、まさに読者を作品世界に巻き込む名脇役。 本展では、主に当館のコレクションから注目したい作品や資料をピックアップし、地図と文学との素敵な関係を探ります。

ファミリー文学館 おいしい! 美味(うま)い!! 文学

ファミリー文学館「花・彩々―文学の中に咲く―」
会期:2022年4月16日(土)~6月5日(日)

北海道では、春の訪れとともに花々が一斉に咲き始め、大地は樹木の緑や色とりどりの花に包まれます。新しい季節の到来です。花や樹は季節の移り変わりを感じさせるだけではなく、嬉しい時、悲しい時や思い出のシーンなどで傍らにたたずんでいます。文芸作品の中にもいろいろな花や樹が登場します。そんな花や樹の描写を、北海道ゆかりの作品から紹介。文学の中に咲く花の色や香りを感じてください。

令和5年度の常設展文学館アーカイブ

第1期 川上澄生の世界

会期:2023年4月11日(火)~6月25日(日)

木版画で南蛮や文明開化の風俗を表現した川上澄生に注目します。 川上澄生の木版画はすべての工程を一人で行う創作版画で、その素朴な彫り味が醸し出す懐古的な詩情は広く愛されています。詩人としても活躍し、自身の詩文と木版画による書物は味わい深く、さらに、他作家の著書や雑誌の装丁・挿絵でも個性を発揮しています。
1945年から1949年には戦時疎開のため滞道。その間に制作された作品や、着想を得た作品も多く、北海道との関わりが深いことも特筆されます。
本展では、自画自装の著書を中心に木版画、装丁本(誌)など約80点をご紹介します。歿後50年を経てなお色褪せない魅力をたたえた川上澄生の世界をご堪能ください。
常設展アーカイブ 第1期展示 川上澄生の世界 チラシ

なお、栃木県鹿沼市には川上澄生美術館がございます。(1992年~)
詳細は公式サイトをご覧下さい。 公式サイト:鹿沼市立川上澄生美術館

令和4年度の常設展文学館アーカイブ

第1期 生誕100年 三浦綾子の世界

会期:4月9日(土)~7月3日(日)

写真家・後山一朗氏が撮影した三浦綾子の写真を中心に紹介します。

第2期 地図の楽しみ

会期:7月9日(土)~9月4日(日)

当館の古地図コレクションから北方地域の地図を中心に紹介します。
常設展アーカイブ 第2期展示 地図の楽しみ チラシ

第3期 文学者たちの愛した品々

会期:9月17日(土)~10月23日(日)
昨年度コロナ禍のため中断となった展示。当館所蔵品の中から、文学者たちの愛した品々を紹介します。

第4期 ふみくらの中の朔太郎

会期:10月29日(土)~1月8日(日)
全国の文学館で展開している「萩原朔太郎大全2022」の一環として当館所蔵の朔太郎関連の資料を紹介します。
常設展アーカイブ 第4期展示 ふみくらの中の朔太郎 チラシ(PDF形式:約124KB)

第5期 熊のいる風景

会期:1月14日(土)~3月19日(日)
熊の登場する文学作品や絵本により、熊とのふれあい、共存の難しさから起こる悲劇などを紹介します。
常設展アーカイブ 第5期展示 熊のいる風景 チラシ(PDF形式:約212KB)

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