今後の特別展

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安部公房展 21世紀文学の基軸

会期:2025年6月28日(土)~8月24日(日)

昨年生誕100年を迎えた安部公房(1924~1993)。 その創作活動は、詩作にはじまり、『壁』『砂の女』などの小説、戯曲、写真、演劇グループ・安部公房スタジオによる総合芸術の追究まで多岐にわたり、自明なはずの名前や身体が揺らぎ、従来の規範が突如として転倒する世界を描いた作品の数々は、国境を越え多くの読者を得ています。 本展では、神奈川近代文学館の協力を得て、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の作品テーマが持つ意味を21世紀の今日において問い直します。北海道との縁を紹介する「安部公房と北海道」コーナーも併設します。
展覧会チラシ(PDF形式:約1.6MB)

観覧料 一般700(550)円、65歳以上の方450(350)円
高大生450(350)円、小中生300(200)円

関連イベント

対談「いまなぜ安部公房か――AI時代の文学を考える」

日時/会場 2025年6月28日(土)13:30~15:30
当館講堂
講師 三浦雅士(評論家、本展編集委員)
田口茂氏(北海道大学文学研究院教授、人間知・脳・AI研究教育センター〈CHAIN〉センター長)
定員 60名 6月11日(水)9:00から電話受付(要申込、先着順)
※当日の様子を後日アーカイブ配信いたします。
アーカイブ配信のお申込みはこちらからお願いいたします。

講演「安部公房と女性たち」

日時/会場 2025年6月29日(日)14:00~15:30
当館講堂(無料)
講師 近藤一弥(デザイナー、本展アートディレクション)
定員 60名 6月12日(木)9:00から電話受付(要申込、先着順)
※当日の様子を後日アーカイブ配信いたします。
アーカイブ配信のお申込みはこちらからお願いいたします。

長谷川四郎とそのきょうだい

会期:2025年9月6日(土)~11月9日(日)

大正から昭和、函館出身の長谷川家の四人の兄弟――海太郎、潾二郎、濬、四郎は、それぞれ文学や絵画などに独自の足跡を記しました。
長兄・海太郎は林不忘、牧逸馬、谷譲次の3つものペンネームによる執筆で知られます。
末弟の四郎(1909~1987)は従軍と捕虜体験から小説 「シベリヤ物語」(1951年)や「鶴」(1953年)で注目を集め、その後も淡々とした表現のなかに、時空を自在に往来しつつ詩情とユーモアを湛えた創作を続けました。
本展ではこの才能溢れる四兄弟、とりわけ四郎の仕事に注目し、その自由人の境地から生まれる文学の魅力に迫ります。

観覧料 一般500(400)円、高大生250(200)円
中学生以下・65歳以上無料

シリーズ刊行20年 おばけのマール ほんがだいすき!

会期:2025年11月22日(土)~2026年1月18日(日)

「まちのちかくのまるやまにおばけのマールがすんでいました」ではじまる絵本シリーズ。 かわいいおばけのマールが札幌を中心としたいろいろな場所に出かけていき、すてきな体験をするお話で、少しでも多くの人たちが地元にある宝物に気づき親しんでほしいという願いがこもっています。 2005年に『おばけのマールとまるやまどうぶつえん』が刊行されてから20年。 節目となる今年の新刊では、マールが北海道立文学館に!? 身近な場所をあざやかにやさしく彩ってくれるマールの世界に、絵本そして展覧会をとおしてふれてみませんか。

観覧料 一般700(550)円、65歳以上の方450(350)円
高大生450(350)円、小中生300(200)円

文学館コレクションの輝き

会期:2026年1月31日(土)~3月22日(日)

1966年の最初の北海道文学展以来、連綿と続けられてきた収集活動。現在の資料点数は38万点を超えます。 原則、分野別・作家別などに分類され配架される資料ですが、中には収蔵時のまとまりを保ちそれぞれの特色を存分に発揮しているものもあります。 装幀の美しい本が揃う蘭繋之文庫、作家の書斎を覗いたような船山馨文庫、北海道文学論考の基礎資料が集まる小笠原克文庫……。 本展では「〇〇文庫」「〇〇コレクション」などと称されるそれらの資料群に光を当て、文学の魅力を掘り下げていきます。意外性のある資料との出会いもお楽しみに。

観覧料 一般500(400)円、高大生250(200)円
中学生以下・65歳以上無料

*観覧料のうち( )内は10名以上の団体料金です。

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