2007(平成19)年度終了企画展

企画展 探求者の魂―山田昭夫の書斎から
会期:2008(平成20)年2月16日(土)〜3月23日(日)
〈貸館〉田園都市のコンテンポラリーアート 2007-2008 雪と風の器展
会期:2008(平成20)年1月24日(木)〜2月3日(日)
企画展 遊んで学んだ、あの時代。新発見!100年前の児童雑誌
会期: 2007(平成19)年11月17日(土)〜2008(平成20)年1月14日(月)
特別企画展 目で識(し)る川柳250年
会期:2007(平成19)年9月22日(土)〜11月7日(水)
ファミリー文学館 文字とあそぶ「ほっ」
会期:2007(平成19)年9月1日(土)〜9月13日(木)
特別企画展 太宰治の青春〜津島修治であったころ〜
会期:2007(平成19)年6月30日(土)〜8月22日(水)
企画展 父・船山馨のDNA 船山滋生の彫刻と挿画
会期:2007(平成19)年4月28日(土)〜6月17日(日)
〈貸館〉森と氷河のVOID 石川直樹写真展
会期:2007(平成19)年4月11日(水)〜4月18日(水)

企画展 探求者の魂―山田昭夫の書斎から

 有島武郎を主軸に本庄陸男、素木しづについても確たる研究実績を残した山田昭夫は、1960年代後半からおよそ二十有余年に及ぶ研究活動を通じ、北海道の近代文学をめぐって問題提起的な視点を提供した人として知られます。大正・昭和のプロレタリア文学からモダニズム文学に及ぶ多くの作家らの活動に目を注ぎながら、併せて現代文学全般の動向にも旺盛な関心を示し続けた人でした。研究と批評の分野で篤実な精華を示すとともに、その実直な人柄は大学教育の場においても多くの教え子らに慕われました。永年の闘病を経て76歳で他界して3年余、没後、ご遺族の申し出を受け、当館では主なき仕事場に遺された多くの貴重資料を受贈し、整理を進めています。
 文学研究にひたすらの情熱をかたむけ、道半ばにして世を去った探求者・山田昭夫―。本展では、これらの受贈した資料群の中から、その魂のありかをうかがうに足る貴重な品々を精選紹介し、その足跡を顧みます。
山田昭夫(やまだ・あきお)昭和3(1928)年〜平成16(2004)年
 近代文学研究者・文芸評論家。札幌市生まれ。北海道大学文学部国文科を経て東京大学大学院修士課程修了。中学・高校教諭などを経て昭和48(1973)年から平成5(1993)年まで藤女子大学文学部教授を務めた。「『悲劇的精神系譜』の探求を」(1960.6月北海タイムス)はその後の北海道文学研究をリードした記念すべき評論となる。「位置」の同人として「晩年の本庄陸男」をはじめ「私の有島武郎体験」などを発表。著書に『有島武郎』(明治書院)、『有島武郎・姿勢と軌跡』(右文書院)、『本庄陸男遺稿集』(北書房)、『素木しづ作品集』(北書房)など。

会期

2008(平成20)年2月16日(土)〜3月23日(日)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般400(320)円、高大生200(150)円、小中生以下・65歳以上無料
( )内は10名以上の団体料金


主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館

後援

札幌市、札幌市教育委員会

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約1MB)

図録

本展覧会の図録情報

〈貸館〉田園都市のコンテンポラリーアート 2007-2008
     雪と風の器展

 現代の芸術は多彩で多面的な様相を見せています。美術、映像、言語、建築、パフォーマンスといったさまざまな分野を横断しながら、地域との関わりのなかで個としての表現が模索されています。「雪と風の器」はそうした現代アートの一側面を、札幌、帯広など道内を拠点に活動している創作者たちの作品を中心に紹介するものです。
 北海道は日本のなかでも特色のある地域です。北緯43度を中心軸とした地理や地勢、寒冷地に特有の自然や気候、開拓地としての歴史や伝統、田園や森林に隣接した都市環境と居住空間。北海道に暮らす私たちはそれらの多様な要素を内包する土地・環境という「器」のなかで日常の生活を送っています。そしてそのような大いなる環境を母体に、私たち自身の身体もまた生命の「器」として個々の営みを日々繰り返しています。
 土地という器と身体という器。この二つの器の姿、形とその容積を解析し、地域と個人に固有の要素やその関係性を明らかにすることは、私たち自身のアイデンティティを探求することといえるでしょう。
 創作者たちの目と思考を通してそれぞれに表現された「雪と風の器」の世界。北海道という地域の特性を掘り起こそうとする本展は、日本各地のアートNPOや市民グループが協働して開催しているネットワーク・プロジェクト「アサヒ・アート・フェスティバル」の参加プログラムです。全国30のアート・イベントと連携しつつ、北海道から発信します。

会期

2008(平成20)年1月24日(木)〜2月3日(日)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般500円、高大生300円、小中生・65歳以上無料  常設展も観覧可

主催

とかちのアートを考える会

共催

十勝毎日新聞社

協力

ホシビル、帯広まちなか歩行者天国実行委員会、帯広のまつり推進委員会、デメーテル学校運営会、FLOW MOTION activity for art and design environment

特別協賛

アサヒビール株式会社

助成

財団法人アサヒビール芸術文化振興財団

お問い合わせ

田園都市のコンテンポラリーアート 雪と風の器 事務局
0155-21-5506 e-mail f-motion@agate.plala.or.jp
www.flowmotion.or.tv

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約200KB)

企画展
遊んで学んだ、あの時代。新発見!100年前の児童雑誌

 明治・大正・昭和初期の児童雑誌は、テレビのない時代の子どもたちの最も身近な娯楽の一つとして、また教養や世間の情報を得るための手段として愛読されました。同展では当館所蔵資料のほか、函館市中央図書館で新たに公開された児童雑誌や道内図書館の貴重資料から、文芸雑誌、科学雑誌、少年・少女雑誌などがご覧になれます。また、武井武雄、初山滋といった第一線で活躍した童画家によって描かれた絵雑誌「コドモノクニ」「キンダーブックなども公開します。
 当時の子どもたちの生活や読書の姿を、あなたの子ども時代の思い出とともにご覧ください。

会期

2007(平成19)年11月17日(土)〜2008(平成20)年1月14日(月)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:
月曜日(12/24・1/14を除く)、12/4・12/25・12/29〜1/3

会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般400(320)円、高大生200(150)円、小中生以下・65歳以上無料
( )内は10名以上の団体料金


主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館

後援

函館児童雑誌コレクション及び北海道児童雑誌データベース作成委員会、
札幌市、札幌市教育委員会


協力

函館市教育委員会、北海道立図書館、岩見沢市教育委員会、
日本児童文学学会北海道支部


チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約1.5MB)

図録

本展覧会の図録情報

特別企画展 目で識(し)る川柳250年

 五七五の17音で表す短詩文芸「川柳」の発祥から、今年はちょうど250年の節目の年です。
 川柳という文芸の名称は、江戸浅草・龍宝寺門前の名主であった初代川柳こと柄井八右衛門の雅号に由来しています。宝暦7年(1757)、彼は前句附という当時人々のあいだに流行した懸賞文芸の宗匠となって川柳と号し、旬を募って文芸コンテスト「万句合」の第1回興業を行い、入選作を発表しました。選者(点者)である川柳宗匠の選んだ句は、前句附の前句(七七による題)を切り離し五七五のみの一句だけで独立した作品でしたが、人々から「川柳点」と呼ばれ、ウイットやユーモアに富んだその独特の面白さが江戸中の評判となりました。
 やがて、この一旬立て形式の文芸は「俳風狂句」「柳風狂句」「川柳狂句」などと称され、あるいは単に「川柳」「狂句」と呼ばれて人々のあいだに普及していきました。明治30年代の半ばを過ぎると、江戸期以降文字遊びに堕して形式的となっていた狂句から近代文芸へと刷新が図られ、新聞や雑誌を発表の場とした「新川柳」の運動が盛んになるとともに「川柳」という名称がこの時期に定着します。そして大正、昭和時代から今日に至る川柳文芸の活況へとさらなる歩みをみせ、人間社会の明暗や人生の機微を一息で表現する言語芸術として、世界に類例のない文学ジャンルを形成するに至っています。
 本展は川柳発祥250年を記念し、その原点から今日までの歴史を、「元祖川柳翁肖像」などの絵画や歴代主要作家の書軸、句集、色紙、短冊、遺品などによって多面的に紹介するものです。会場には、北海道の川柳史を俯瞰するコーナーも設け、各地との交流を深めながら発展してきた本道川柳界の足跡も紹介します。目から川柳を識り楽しむことができる歴史資料の数々は、わが国固有の世界一短い定型詩文学の伝統と特色を鮮明に伝えてくれることでしょう。

会期

2007(平成19)年9月22日(土)〜11月7日(水)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(9/24・10/8・11/5を除く)、9/25・10/9


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般600(480)円、高大生350(280)円、小中生250(200)円
( )内は10名以上の団体料金


主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館、北海道川柳連盟、川柳250年実行委員会、
北海道新聞社


後援

文化庁、札幌市・札幌市教育委員会、全日本川柳協会、日本川柳ペンクラブ、川柳学会

関連事業

・文芸講演会「川柳の視野‐250年間に川柳が獲得したもの」
 9月22日(土)14:00 講師:尾藤一泉 
・全国川柳大会
 10月7日(日)10:00〜 ホテルライフォート札幌
詳細は北海道川柳連盟011-389-5340浪越まで

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約2MB)

図録

本展覧会の図録情報

ファミリー文学館 文字とあそぶ「ほっ」

 「ほ」の文字をスタートに、「ほっ」とする素敵な絵本と歌、クレイアニメができあがりました。絵本の原画作品に加え、DJならではの出会いを生かし、ミュージシャンたちとコラボレーションした作品の数々など、カラス氏のユニークな書の世界をご紹介します。ワ…クショップにご参加いただくみなさんの作品も同時に展示。一人の世界にとどまうず、どんどん外へ開いてゆく、そんなコミュニケーションする香の世界にふれてください。

【同時開催】
第2回夏休み小・中学生短歌コンテスト作品展
夏休み文学道場展

会期

2007(平成19)年9月1日(土)〜9月13日(木)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

無料

主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館

後援

札幌市、札幌市教育委員会

特別協力

エフエム北海道

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約1.7MB)

特別企画展 太宰治の青春〜津島修治であったころ〜

 明治末から昭和の戦後にかけて、まさに激動の時代を生きた太宰治。時代と同様の波乱に富む人生から結実した数多くの文学作品は、現在に至るまで多くの日本人に読まれてきました。
 太宰の人生と作品とは、もとより密接不可分な関係にあります。その起伏多い人生ゆえ、太宰自身とその作品とを負のイメージばかりでとらえる見方があります。しかし、各小説の魅力ある書き出しや構成、作品内に散りばめられた人生を穿つ警句・箴言の数々は、太宰が何よりも言葉にかかわる繊細な感性と豊かな知性を持った作家であることのあかしです。また、自虐的な告白から端的にうかがわれる道化の姿勢は、太宰が「誰よりも他人を楽しませようとした作家」であることを示しています。
 太宰の繊細な感性と知性、本質的な優しさの原点を探求するために、本展ではその誕生から青年期までにスポットを当てます。ゆかりの地、青森の貴重資料を中心に、津島修治であったころの太宰治をご紹介します。

撮影・藤田本太郎 
太宰治(1909〜1948)

 小説家。本名津島修治。青森県金木町(現、五所川原市金木町)生まれ。東京帝国大学仏文科中退。幾度かの自殺未遂を繰り返しながらも戦中期から戦後にかけて精力的に作品を発表し続けた。戦後は、坂口安吾・織田作之助らとともに「無頼派」の代表作家とされた。1948(昭和23)年、東京玉川上水で入水自殺。遺体が発見された6月19日は太宰の誕生日でもあった。その後、この日は「桜桃忌」と呼ばれ、墓がある三鷹市の禅林寺では太宰を偲ぶ集いが、金木町では「太宰治生誕祭」としてイベントが開催されている。主な作品に『新ハムレット』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』など。作品は広く海外にも紹介されている。

会期

2007(平成19)年6月30日(土)〜8月22日(水)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(7/16を除く)、7/17


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般600(480)円、高大生350(280)円、小中生250(200)円
( )内は10名以上の団体料金

主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館、北海道新聞社

後援

札幌市、札幌市教育委員会

協力

青森県近代文学館、弘前市立郷土文学館、旧藤田家住宅 太宰治まなびの家、
日本近代文学館


関連事業

・トークセッション「太宰治の青春時代」
6月30日(土)14:00〜

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約1.5MB)

図録

本展覧会の図録情報

企画展 父・船山馨のDNA 船山滋生の彫刻と挿画

 彫刻家の船山滋生は、『石狩平野』『お登勢』などの代表作で知られる札幌ゆかりの小説家・船山馨(1914〜1981)の次男です。父の親友・佐藤忠良に彫刻を学び、独創的な彫刻作品を制作する一方、水上勉や安西篤子などの著書の表紙原画や挿絵を描くなど、出版美術の分野でも活躍している美術家です。
 親から子へ受け継がれた芸術探求の資質と、その情熱によって花開いたそれぞれの芸術世界を紹介します。

《水のかたち》2006年
船山滋生(ふなやましげお・1948〜)
東京に生まれる。東京造形大学彫刻科で佐藤忠良に彫刻を学ぶ。在学中に第2回現代国際彫刻展に入選。1984年東京で個展、以後個展・グループ展を中心に作品を発表、無所属。84年以降、光が丘パークタウン(東京都練馬区)など各地にモニュメントを設置。91〜99年具具展(日本橋高島屋ほか)に出品。安西篤子「空白の瞬間」、早乙女貢『かくれ里紀行』の挿画や、船山馨『お登勢』、水上勉『虚竹の笛-尺八私考』の表紙装画など出版美術の仕事も数多い。99年から朝日新聞の投稿欄「声」のカットを担当。

会期

2007(平成19)年4月28日(土)〜6月17日(日)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日
(4/30を除く)、5/1

会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般400(320)円、高大生200(150)円、小中生以下・65歳以上無料
( )内は10名以上の団体料金


主催

北海道立文学館、財団法人北海道文学館

後援

札幌市、札幌市教育委員会

関連事業

・文芸対談「芸術を求めるこころ」
4月28日(土)

チラシ

[本展覧会のチラシ](PDF形式:約1.5MB)

図録

本展覧会の図録情報

〈貸館〉森と氷河のVOID 石川直樹写真展

 1977年生まれの石川直樹は、2001年24歳の若さでエベレストを登頂、世界7大陸の最高峰を史上最年少で登頂して話題となった。その足取りは自身の撮影した写真とエッセイにより、これまで6冊の写真集や単行本としてまとめられている。本展で展示する写真作品は、作者の最新作の一つである[THE VOID]の連作。ニュージーランドの先住民の聖地を訪ね、その深い原生の密林を主題とした作品で、この連作により第8回三木淳賞を受賞した。本展ではこれらの作品を北海道で初公開し、石川直樹の作家としての際だった視点と自然観を明らかにする。

会期

2007(平成19)年4月11日(水)〜4月18日(水)
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日


会場

北海道立文学館特別展示室

観覧料

一般500円、高大生250円、小中生以下・65歳以上無料
※常設展も観覧可

主催

とかちのアートを考える会

特別協賛

アサヒビール株式会社

助成

財団法人アサヒビール芸術文化振興財団

お問い合せ

とかちのアートを考える会
〒080-0015 帯広市西5条南13丁目11
FLOWMOTION real shop+cafe and gallery内  0155-21-5506
 

過去の展覧会情報

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