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特別展「李恢成の文学」 |
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| 芥川賞受賞作「 樺太での親族との別離の経験、札幌での未成年期にはじまった自己探求が、「自分とは何者か」 「人間のほんとうの姿は何なのか」という問いを生み、李恢成を文学へと向かわせる大きな原動力となりました。 「またふたたびの道」(第12回群像新人文学賞、1969年)で文壇デビューしてからは、「砧をうつ女」(第66回芥川賞、1972年)、「見果てぬ夢」(1976~79年)、「百年の旅人たち」(第47回野間文芸賞、1994年)など歴史に翻弄される人間の姿を正面から描いた文学作品を発表してきました。その中で、二度にわたり韓国へ訪問し、「北であれ南であれ わが祖国」という新しい民族観を打ち出しています。また、在日文芸誌「民涛」の主宰、サハリンへの帰郷、カザフスタンなど中央アジアに居住するコリアン同胞との邂逅を経て、境界線上に生きる「在日」の可能性を見いだし、李恢成文学は「世界」へと開かれていきます。 現在は、2000年1月から「群像」に連載を開始し、第4部まで刊行された自伝的大河小説「地上生活者」の第5部にライフワークとしてとりくみ、戦中から戦後にかけての自身の個人的な記憶を通して、公式的な歴史では語り得ない、時代の深層を小説によって描き出そうとする貴重な試みを続けています。 グローバル化が叫ばれて久しい今日、国を超えた人や情報の流れがより活発になる一方、異文化衝突の問題はいまなお大きな課題として世界各地に存在し続けています。こうした世界において、「在日」する人々の外面的、内面的な葛藤の経験は、今後、ますます重要になってくるといえるでしょう。 本展では、日本と世界が直面する困難な諸問題から常に目を逸らさず、「世界文学」の地平で人間を問いつづける、李恢成文学の全体像を紹介します。 |
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| 展覧会チラシ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() [展覧会チラシ](PDF形式:約1.7MB) |
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